中日が両リーグ最速の20敗目を喫した。先発梅津晃大投手を6回2失点で下げ、連敗を止めた25日に続いて1点リードでの継投を選択。ただ、もくろみは外れた。

7回2死二塁で、前日に好救援した左腕福敬登投手が3番手で登板。近本光司外野手に中前打を浴びたが、ここは大島洋平外野手の好返球で二走・梅野隆太郎捕手の本塁生還を阻止した。しかし、福の今季初となる「イニングまたぎ」が裏目に出た。8回2死二塁からジャスティン・ボーア内野手に四球を与え、福留孝介外野手に同点打。走者2人を残して降り、続くルイス・ゴンサレス投手も崩れてこの回5失点で勝利を手放した。

今季33試合で、岡田俊哉投手と並びチーム最多16試合目の登板となった福の続投について、与田剛監督は「当然、疲れも出てくる。2連投だったので何とかいけるかなというところだった」と説明。右の祖父江大輔投手が、指にマメができた影響で登板できない事情も明かした。3カード連続の負け越しで、2カ月連続の月間負け越し。指揮官は「いろんな数字、いろんな話になっていくと思うが、シーズンが終わるまでベストを尽くす」と声を絞った。