オリックスは7月31日、チームの管理部門に所属する社員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

同居する家族がPCR検査で同29日に陽性と判定され、この社員も管轄の保健所の指示を受けて同30日に同検査を受け、同日夜に陽性と判定された。札幌遠征中のチームには同行せず、同27日から自主的に隔離している。現時点で本人の体調に異常はなく、感染症の症状は出ていない。同居の家族は同26日に体調不良を訴えて同27日にPCR検査を受けた。

オリックスは「NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」に従い、NPBに報告。この社員は陰性と判定されるまで自宅待機となる。現在、行動履歴から保健所が濃厚接触者の特定を行っている。現時点では8月1日の日本ハム戦(札幌ドーム)は予定通り行われる見込みだ。

新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され始めた春先から、オリックスは大阪市内の球団施設について球団関係者以外の立ち入りを厳しく制限。シーズン開幕後も、京セラドーム大阪で利用できる箇所をスタンド、記者席、プレスルームなどに絞り、ベンチ、ベンチ裏通路などへの立ち入りを禁じてきた。遠征中の選手、球団フロントの外食を禁じ、感染者を出さない努力を続けていた。