ソフトバンクは1日、長谷川勇也外野手(35)が新型コロナウイルスに感染していることを発表した。現在、同選手は2軍で調整中だが、2軍の施設を1軍の選手が利用していることから、感染の可能性があると判断し、2日の西武12回戦(ペイペイドーム)を中止にすることも合わせて発表された。ソフトバンクから新型コロナウイルス感染症者が出るのは初めてで、球団は早急に選手、スタッフ全員のPCR検査を実施する予定だが、全員陰性が確定するまでは活動を休止せざるを得ない状況となった。

◆新型コロナウイルスで陽性判定となったNPB選手 阪神藤浪が3月26日にPCR検査を受け、NPB球団所属選手初の陽性判定。翌27日には同じく阪神の伊藤隼、長坂も感染が判明した。3人は4月上旬にそれぞれ退院し、同24日から自主練習を再開した。6月3日には巨人が坂本、大城が5月末のPCR検査で陽性判定だったと発表。2人とも正常値からわずかに外れた数値だったため、複数回の陰性判定を受け、12日に退院。翌13日から練習を再開した。