ソフトバンクは、長谷川勇也外野手(35)の新型コロナウイルス感染発覚から一夜明けた2日、午前中からペイペイドームと筑後のファーム施設とに分かれてチーム約200人のPCR検査を行った。

午後にはオンライン会見が行われ、三笠杉彦取締役GM(46)が対応した。1日の夜にファーム施設にある寮に住む1軍6選手およびスタッフ1人の計7人がPCR検査を受けていたことを明らかにし、この日、全員が陰性判定を受けたことを発表した。寮生らを経由しての1軍選手らへの感染の可能性はなくなったと判断。3日に全体練習(ペイペイドーム)を行い、4日からの楽天6連戦(楽天生命パーク)に備えて仙台へ移動する予定とする。ただし、空路移動する前には2日にPCR検査を受けた1軍選手の判定結果が分かるため、全員の陰性を確認した上で移動することになる。

2軍については、2日のPCR検査の結果判明が4日となることもあり、予定されていた4日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)については中止の方向。また、2日時点で発熱が確認されたファームの選手がいたことも分かった。

三笠GMは今後について「選手1人が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、さらに全国的にも感染者が増えている現状もある。球団としてこれまで対策は行ってきたが、たくさん見直すことをしっかり議論していかないといけない」と話した。

なお、2日は筑後のファーム施設に加え、ペイペイドームも消毒作業を行ったことも発表された。