2年目の中日梅津晃大投手(23)が、プロ初の完投で10回を無失点で投げ抜いた。 打線の援護がなく0-0の引き分けに終わり、完封勝利はならなかったが、7回だった自己最長イニングを大幅に更新、壁を一気に突き破った。

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◆梅津の徹底 高めに直球、右打者の外角低めゾーンにスライダー、左打者の同ゾーンにフォークボール。

自分のスタイルに徹し、持ち球3種を根気強く集めた。ヤクルト打線も傾向は把握していたはずだが、とにかく丹念な梅津が上回った。終盤も球威は落ちず、若いカウントからフォークを多投。何が何でも、の執念でねじ伏せ、10回無失点まで到達した。