西武が3日、平井克典投手(28)が1登板につき、グラブ1点を日本未来スポーツ振興協会に寄付することを発表した。今季ここまで登板した18登板分も寄付する予定。

平井は「同じ投手の内海さんや増田さんが社会貢献活動に取り組む姿を近くで見ていて、自分にも何かできないかと考えていました。今年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、なかなか思うままに野球ができなくなった子どもたちが多いと思います。自分としても4月から5月にかけてチーム全体での練習が出来ない日が続いて、不安な時間を過ごしました。自分は子どもの頃、学校の休み時間や放課後も外で友だちと野球をしたり、とにかく走り回って遊ぶ活発な子どもだったので、今の子どもたちがなかなか野球が出来ずに我慢する日々が今もなお続いてると思うと胸が苦しいです。3カ月遅れたものの、プロ野球は開幕しました。改めてこの環境が当たり前ではないんだなと感じ、野球を通じて自分に何かできないかを考えて今回、野球振興や子どもの支援につながる社会貢献活動を始めることにしました。僕のピッチングを見て、野球をより一層がんばろう! とか、野球に少しでも興味をもってくれる子どもたちがひとりでも増えたらうれしいです。今後も、1試合でも多くマウンドにあがり、気迫のピッチングをみせます!」とコメントした。