中日浜田達郎投手(26)が誕生日に1588日ぶり1軍登板を果たした。8回に3番手でリリーフ。1死から神里に二塁打を許したものの、1回を打者4人、1安打無失点で復帰登板を飾った。

今季ウエスタン・リーグで10試合、防御率1・29の成績を残して1軍切符を手にした。「ファームで常に1軍の舞台を意識して試合に臨んでいたので、ファームの時と同じ感覚で投げられた。少し力んでしまったかもしれません」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

浜田達は、エンゼルス大谷、阪神藤浪らと「高校ビッグ3」として注目。愛工大名電から12年ドラフト2位で中日に入団した。14年5月に初先発初勝利を完封で飾るなど頭角を現したが、左肘の故障などで16年オフから育成契約。昨オフに支配下に再登録されたばかり。与田監督も「よく抑えた。あと1点を取られるとガクっと来るところでしたから、いいピッチングでした」と、浜田達の復活初戦に合格点を与えた。左腕リリーフとしての復活ロードが今後も注目される。【伊東大介】