2位阪神が首位巨人との直接対決4連戦の初戦を制し、ゲーム差を6・5に縮めた。終盤に追い上げられたが、なんとか耐えて巨人の連勝を5で止めた。

前回対戦した8月18日から20日までの東京ドーム3連戦は3戦連続完封負け。半月前の屈辱を脳裏から消し去ったのは5番大山悠輔内野手(25)だ。2回、先頭で右腕戸郷のスライダーをとらえ、左翼席に自己最多タイの14号ソロを届かせた。

大山の先制弾で巨人戦29イニングぶりの得点を記録すると、なおも2回1死一、三塁から9番西勇輝投手(29)がスクイズを成功させて2点目をゲット。試合を優位に進めた。

2点リードの6回には4番ジェリー・サンズ外野手(32)がバックスクリーンに15号2ランを運ぶ。さらに8番小幡竜平内野手(19)が左前適時打を放ち、一気に突き放した。

先発の西勇は6回終了時点で1安打無失点の安定感。終盤に失点を重ねたが、8回途中4失点で今季5勝目。オリックス時代を含めて、巨人戦11試合目の登板で初めて白星を手にした。