阪神陽川尚将内野手は一時勝ち越しの2号3ランを放った。2-2の4回1死一、二塁に先発斎藤の代打で登場。カウント2-2でDeNAピープルズの外角カットボールを右翼席ギリギリへ運んだ。

「チャンスの場面での代打だったので、何としてもランナーをかえす気持ちで打ちました。入れ! と思いながら走りました」。ダイヤモンドを1周すると、恒例の「ゴリラポーズ」を満面の笑みで披露した。

チームの代打本塁打は、8月6日巨人戦で中谷が満塁弾を放って以来今季2本目。試合前まで、チームの代打打率はリーグ最低の1割7分1厘だったが、そんな負のデータを一振りで吹き飛ばした。矢野監督も「なんか打ちそうな予感していたんだよね。あそこ(中盤)で流れが一進一退になったけど、あそこの3点というのはむちゃくちゃデカイ」と舌を巻いた。打線が日替わり3番を続ける中、絶好のアピールとなった。