負ければ自力優勝消滅の可能性もあった阪神はシーソーゲームを制し、引き分けを挟んでの連敗を3で止めた。

矢野燿大監督の一問一答

-一進一退の試合だった。きょうのポイントは

いやぁ、どうなんやろうなぁ。まぁ勝ったっていうところでは岩貞が粘ってくれたっていうのと、サンズの一振りで流れがまた、ね。追い越された後にあそこで追い越せたっていうのは。その2つじゃないかな」

-岩貞はこの試合最初の3者凡退で

最近本当に流れを止めてくれてるし、きょうもイニングまたぎってすごくしんどいところ。だからポイントに挙げてるんだけど

-イニングまたぎは今の状態を考慮して

みんな結構、ね。同じ投手の登板疲労があるから、球数も少なかったし。そういうところでは疲れてるの分かってるけど、いってもらおうかなと

-3番ソトの場面で守護神スアレス投入は迷いなく

ここまでいったら、つぎ込むしかないんでね

-サンズは持ち味を出した

中身がしっかりあるから。最後のヒットで、ああいうふうに出るし。本当に、何とかランナーを置いてジェリー(サンズ)に回すというのが、今、野手としてやることかなと。あとは、その後でユウスケ(大山)やボーアが打つということが大量得点というところになるんでね。打線はそういうところかな

-サンズがチーム打撃3冠

さっきも言ったようにしっかり内容が、中身があるんでね。自分の打撃とピッチャーとの駆け引きと、技術と。頭もしっかり使ってというか。そういうところが成績につながっているのかなと

-陽川は

なんか打ちそうな予感していたんだよね。まあ、ホームランっていうのは最高の結果だけど。代打でね。ああいう場面で打つというのは、簡単じゃないけど、あそこで流れが一進一退になったけど、あそこの3点というのはむちゃくちゃデカイ

-打線も打った。チームとしてもいい勝ち方

先発がね。もうちょっと。まあ、斎藤なんでね。そこまで期待はしてないけど、勝負いった結果のことだから、初登板(初先発)でまあまあ、何て言うんかな、いきなり崩れるとかそういうのではなかったので。本人もここから収穫と課題というのが見えてと思うし。ただ、全体の理想としてはあの流れの中でも先発がもう少し頑張ってもらって、打線が点取っていけば向こうだってピッチャー(レベル)が下がってくるわけだから

-斎藤は3回を2点でしのいだ

それはでかいよ。だから、まるっきりダメとかそういうわけではない。ファームでやってきたことと、2軍と1軍の打者のレベルの違いというところでね。力むなというのは無理なんで、プラスでいえば、粘れたというところ。マイナスでいえば、どうしても細かい制球で勝負する投手じゃないにしても、四球を減らす必要がある。さっき言った課題と収穫はそういうところ。力が入るところで

-9連戦もあるが、斎藤の次回登板は

まあちょっと、様子見る