ソフトバンク中村晃外野手(30)が9回無死一塁で日本ハム上原から三塁強襲の内野安打を放ち、史上308人目の通算1000安打を達成した。一塁で松田宣から記念ボードを受け取り、頭上に掲げた。

07年高校生ドラフト3巡目で指名され、帝京高からソフトバンク入り。プロ初安打は4年目の11年5月10日オリックス戦(福岡ヤフードーム)で、14年には176安打を打ち最多安打のタイトルを獲得した。

昨季は自律神経失調症と診断され、44試合の出場にとどまった。13年目の今季は選手会長を務め、両膝痛で開幕2軍スタートだったが、7月に昇格してからは入念にケアしながら、離脱することなく試合に出続けている。

守備では本職の外野だけではなく一塁もこなし、打っても上位打線、クリーンアップとどんな打順でも役割を果たす。工藤監督も「いてもらわないと困る選手」と話す万能戦士が1つの節目に到達した。

▼通算1000安打=中村晃(ソフトバンク) 17日の日本ハム18回戦(札幌ドーム)の9回、上原から三塁内野安打を放って達成。プロ野球308人目。初安打は11年5月10日のオリックス4回戦(ヤフードーム)で寺原から。