阪神梅野隆太郎捕手(29)が18日、右腹斜筋の筋挫傷のため、出場選手登録を抹消された。17日の巨人16回戦(東京ドーム)で右脇腹の張りを訴え、途中交代していた。入れ替わる形で原口文仁捕手(28)が1軍登録された。

梅野は球団広報を通じて「初めて痛めた箇所なので、よくわからないというのが正直なところ。診断的にも完全な状態ではなかったので、チームに迷惑をかけてしまいますが、治療を優先させていただくことになりました」と悔しさをにじませた。

今季は71試合に出場し、うち67試合でスタメンマスク。打っては打率2割8分3厘で23打点の成績を残していた。11日広島戦(甲子園)から初の2番を任され、攻守に欠かせない存在になっている。

昨年4月2日巨人戦では左足薬指を骨折したが、登録抹消せずに同5日広島戦で戦列に復帰。「ケガに強い選手」と知られている。今回の負傷の程度は不明だが、慎重を期さないといけない箇所でもある。長期離脱となれば、チームにとって大きな痛手となる。

梅野は「ファンのみなさんにまた応援してもらえるように、1日でも早く1軍に戻って、活躍する姿をお見せ出来るようにしたいです。テレビ越しにはなりますが、チームの戦いを見て、自分でも勉強して戻ったときにすぐに力になれるように、野球ともしっかり向き合っていく期間にしたい」と前向きに語った。