日本ハム大田泰示外野手(30)が12試合連続安打となる決勝打を放った。

3回の攻撃だ。松本と近藤の適時打などで3点差を追い付き、なお2死一、二塁。フルカウントからの7球目、真ん中高めを左翼線へ落とした。勝ち越しの2点二塁打に「気持ちいいッス!」。二塁ベース上で人さし指を突き上げ、大喜びだ。

今月5日西武戦(札幌ドーム)から、安打が続く。打率は3割目前、得点圏打率では3割7分で近藤に次いでリーグ2位。昨季はシーズン終盤に息切れしたが、今季は「動ける体に削れてきた」とベスト体重でシーズン中盤に突入。勝負どころの後半戦へ向けて、状態が上がってきた。

個人成績には納得も、チームの順位に不満が残る。ヒーローインタビューでは「今の順位を、しっかり自分たちで受け止めています」と神妙に語り「ファンの方たちの気持ちを裏切らないよう頑張って行きます」と宣言。巻き返しへ、気合を入れた。