ロッテ石崎剛投手(30)がプロ6年目で初めて先発し、被安打ゼロで敗戦投手になった。

救援時と同じく150キロ超の直球で押したが、制球に苦しんだ。1回先頭の日本ハム西川に四球を与えると、盗塁と犠打で1死三塁。3番近藤にも四球を出し、4番中田の左犠飛で先制を許した。味方打線はこの後追いつくことができず、この1点が決勝点になった。

3回1失点。5四球で82球を要した。「初先発の緊張はありませんでしたが、思ったようなピッチングができませんでした。四球が続いたり、流れを持ってこられないピッチングでした。もっとストライクゾーンで勝負していかないとダメですね」。3回は3者三振締めと、反省と収穫を残した初先発だった。

井口監督は「3回から5回と考えていた。内容は別として、何とか1点で抑えたんでね。もっと制球がつけばいい投球がきる」と話し、今後の起用については「またローテ含めて考えます」とした。