ヤクルトが、球団史上初となる先頭打者弾からの3者連続本塁打で流れを作った。プロ野球では、25年ぶり5度目の偉業となった。

まず高卒2年目のヤクルト浜田太貴外野手が、プロ初の先頭打者弾を放った。5試合連続で1番に入り、カウント1-2と追い込まれてから広島先発中村祐のスライダーを左中間へ運び2号ソロで先制。「追い込まれていましたが、しっかりと反応して打つことができました。先制できてよかったです」とコメントした。20歳0カ月での先頭打者弾は、99年に20歳3カ月で放った岩村を抜いて球団史上最年少記録となった。

さらに2番青木宣親外野手が、カウント2-2からの5球目、スライダーを左翼スタンドへ運び15号ソロ。「先頭打者の浜田がいい流れをつくってくれたので、その流れに乗って打つことができました。いい角度で上がってくれました」と話した。

さらに3番山田哲人内野手は、カウント2-1から高めのカットボールをとらえて左翼スタンドへ10号ソロ。14年から7年連続の2ケタ本塁打に乗せた。「前の2人の流れを意識しました。いい形で続くことができてよかったです」とコメントした。