奪三振ショーから再起を期す。阪神藤浪晋太郎投手(26)が、ウエスタン・リーグ中日戦(鳴尾浜)で2軍降格後初実戦に臨み、7回1失点、14奪三振と快投した。掲げていたテーマ通り、序盤から変化球でカウントを整え、毎回奪三振。それでも「まぐれの三振が多かった」と納得しなかった。早期の1軍再昇格を目指し、質と精度にこだわっていく。

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平田2軍監督は藤浪を絶賛した。2軍降格直後には藤川から技術面のアドバイスも受けており「いい修正期間になったんじゃないかな」と納得。

当たっている2軍中日打線相手の快投に「こんないいとは思わなかった。今日の投球をしてくれたら1軍でも十分どころか十二分。完全に格の違いを見せてくれた。バランスも角度もスライダーのキレもコントロールも、すべて良かった」と驚いた。