阪神岩田稔投手(36)が今季初先発し、5回4安打3失点3四球、77球で降板した。力投したが、昨年7月5日広島戦(甲子園)以来444日ぶりの白星はならず。降板後は「野手の方の守備にすごく助けられましたが、余計な四球絡みで失点してしまい、チームに申し訳ないです」とコメントした。

初回から熱のこもった投球を見せた。先頭の梶谷に右前打を浴び、1死から連続四球で満塁のピンチを招いたが、宮崎を136キロカットボールで三ゴロ併殺打に打ち取りガッツポーズ。直後の1回裏に味方が先制すると、2回、3回はテンポ良く3者凡退に抑えた。

しかし、4回先頭のオースティンに初球を右中間スタンドへ運ばれ同点に。5回は先頭の柴田に左前打を許すと、犠打を試みる投手京山に四球を与え1死二、三塁から、梶谷の中前適時打とソトの中犠飛で2点勝ち越しを許した。その裏の5回無死一塁で、代打に荒木を送られ降板。今季初先発初勝利はならなかった。