阪神高橋遥人投手(24)が投げて打って奮闘し、6回8安打3失点でマウンドを降りた。「毎回のようにランナーを背負ってしまい、いいリズムで投げることができませんでした。守備の時間が長くなってしまい、攻撃にいい流れを持ってくることができず申し訳ないです」。代打を送られた6回裏に味方が同点に追いついたため、黒星はなくなった。

初回、先頭の梶谷に左前打を許し、連打と四球でいきなり無死満塁のピンチを招いたが、慌てなかった。4番佐野、5番宮崎をツーシームで連続空振り三振に仕留め、最後はロペスの二塁後方への飛球を糸原が背走しながらキャッチ。27球を要したが、味方の好捕にも助けられ無失点でしのいだ。

3回の攻撃では2死から打席に立ち、DeNA坂本の外低めのスライダーに食らいつき今季初安打となる右前打で出塁。その後の近本の先制2ランを呼び込んだ。

4回1死一塁から木浪の失策で1死一、三塁とされたが、後続を打ち取り味方のミスも救った。しかし5回無死一、二塁から、オースティンに内角のカットボールをとらえられ、左翼へ特大の3ランを浴びた。6回を3者凡退に抑えたその裏に、代打原口を送られた。