中日は、ダヤン・ビシエド内野手の決勝弾で3位DeNAに0・5差に肉薄した。同点の8回1死一、二塁。DeNAの左腕、石田のフォークをセンターバックスクリーンにたたき込んだ。15号3ランは通算100号に王手をかける一撃でもあった。

1日の阪神戦を「疲労困憊(こんぱい)」(与田監督)で欠場した4番が、一夜にして輝きを取り戻した。「1日の休養でいい結果が出た。しっかり捉えることができた。自分でもグッドスイングだと思う。ホームランになってくれて最高」と喜びを素直に表した。

欠場までの直近5試合は18打数2安打も、4番復帰した最初の打席で中前打。5回1死二塁で3番アルモンテが申告敬遠された場面も三塁への痛烈な打球を放ち(記録は失策)、チャンスを広げた。「(状態は)少しずつ上がってきたらいいね」。3位浮上に欠かせない4番に笑顔が戻った。

▽中日与田監督(3位DeNAとの直接対決3連戦初戦に先勝し)「2カード連続負け越しているので、何とかこのカードは絶対勝ち越したい」