来日3度目の先発となった阪神ジョー・ガンケル投手(29)は2本塁打を浴びるなど、6回6安打5失点で3敗目を喫した。

「ジャイアンツはやっぱりいい打線だったし、簡単にアウトになってくれないなと感じた。球数も多くなってしまったし、追い込んでからのボールも甘くなってしまったから、反省して次に生かせるようにしたい」。前日2日に先発で8勝目を挙げた西勇に続けなかった。

初回はコントロール良くボールをちりばめ3者凡退。2、3回は走者を出しながらも要所を抑え、テンポのいい立ち上がりを見せた。しかし4回先頭の坂本に右翼へ二塁打を浴びると、1死三塁から丸に先制の適時二塁打を許した。5回は1死から吉川尚にソロ本塁打、6回1死一、二塁から大城に痛恨の3ランを浴びた。

3回の打席では左中間への二塁打を放ち来日初安打を記録。見せ場もつくったが、先発での初白星はまたもお預けとなった。

初先発だった6月24日ヤクルト戦(神宮)では4回7安打3失点で黒星。その後2軍調整を経て、中継ぎで21試合登板して信頼を高めた。この日は、4回4安打1失点だった前回9月26日ヤクルト戦(神宮)に続く先発だった。【磯綾乃】