日本学生野球協会は9日、今秋の第51回明治神宮野球大会の開催を中止すると発表した。6日に臨時実行委員会を開き、中止を決定した。

新型コロナウイルス感染症が拡大する中、特に感染者数が多い東京都への全国各地から団体移動、大会期間中の長期にわたる宿泊に伴うリスクなどを踏まえ、開催時期や開催地など運営法式の変更を含め検討を重ねたが、大会開催は困難という結論に至った。

同大会の中止は、昭和天皇が病気のため88年(昭63)の第19回大会が中止になって以来2度目。

なお、高校の部優勝校が所属する地区には、翌春センバツに神宮大会枠として1枠が割り当てられる。神宮大会中止を受け、同枠の扱いをどうするか、今後、センバツ主催者の日本高野連と毎日新聞社が審議する。