DeNAが、セ・リーグ最長タイとなる9試合連続複数本塁打を放ち、大勝した。6回に佐野が勝ち越しの17号2ランを放つと、7回に宮崎が14号3ラン。続く大和にもダメ押しの3号ソロが飛び出し、2日中日戦(横浜)から9戦連続のマルチ本塁打とした。

4番佐野のバットが火を付けた。同点の6回無死二塁、ヤクルト高梨の低めフォークをすくい上げバックスクリーンへ。2試合連発となる1発に「外野の頭を越えてくれと思いながら走っていました。最高の形になってくれてよかったです」と笑顔を見せた。

今月に入り本塁打量産態勢のオースティン、ソト、ロペスの外国人トリオの1発はなかったが、6番宮崎、7番大和に快音。9試合連続複数本塁打の快挙に、ラミレス監督も「アメージング! 本当に素晴らしい記録。とにかくみんないいスイングができているね」と納得の表情だ。

ここまで全試合で4番を務める佐野は「前後をすごいバッターに挟まれ、助けられながら打席に立てています。そんな打線の中で機能できるように、明日からも頑張りたいです」。謙虚に力強く。最後まで強力打線をけん引していく決意を示した。【鈴木正章】

▽DeNA田代チーフ打撃コーチ(77年に主軸として活躍)「こういう記録が生まれたのもロペス、オースティン、ソトの状態が上がってきたからだと思う。当時のことは全然覚えてないですね。そんなことあったんだ」