今季限りで現役を引退する阪神藤川球児投手(40)が1軍に再合流し、出場選手登録された。引退表明後は初の1軍舞台。ナゴヤドームに姿を見せると、中日の与田監督や荒木コーチらにあいさつ。練習前には投手陣の円陣であいさつした。キャッチボールなどで体を動かし、合間には藤浪らチームメートとも言葉を交わしていた。

8月13日に右上肢のコンディション不良で出場選手登録を抹消され、約2カ月の2軍調整。10月1日ウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)で実戦復帰し、1回を1安打無失点に抑えていた。

昇格当日のこの日は、自身のツイッターを開設。入団からリハビリまでさまざまな思い出が詰まる2軍施設「虎風荘」の写真投稿で惜別と感謝を伝え「ここからは最後の戦いの場へ行ってきます」と決意を新たにした。

11月10日巨人戦(甲子園)には、引退セレモニーの開催が決まっている。日米通算250セーブまであと「5」。昇格即登板となれば、8月10日DeNA戦(横浜)以来66日ぶりの1軍マウンドとなる。チームは中日戦に連敗で3位転落。虎の大ベテランが、チームの流れを変える。