阪神藤浪晋太郎投手(26)が162キロを計測し、球団最速記録を塗り替えた。
日本プロ野球では日本ハム大谷が16年10月16日のCSファイナルステージ・ソフトバンク戦で記録した165キロ、巨人ビエイラが20年8月12日に記録した163キロに次ぐ3位。日本人では単独2位の記録となった。
同点の7回に登板。先頭の7番中村を外角159キロ直球で空振り三振に仕留めると、8番西浦は外角低めスライダーで空振り三振。そして、代打松本友の2球目、空振りを奪った直球が162キロを計測した。
「出た瞬間は気づかなかったですけど(観客が)『おぉー』ってなってたので(スコアボードを)見たら162になってた。腕を振りにいったボールでしたし(162キロが)出たこと自体はいいことだと思う。いいボールだったと思います」。
松本友は低め149キロスプリットで空振り三振に仕留めた。
3者連続三振でマウンドを下り、17年ドリス、20年のスアレスと自身が計測していた球団最速161キロを塗り替えた。
◆藤浪の7回全13球
<7番中村>
<1>高め直球157キロボール
<2>外角直球155キロファウル
<3>外角低め直球153キロストライク
<4>高めスライダー131キロボール
<5>外角直球159キロ空振り三振
<8番西浦>
<1>外角低めスライダー133キロストライク
<2>外角低めスライダー134キロファウル
<3>高めスプリット144キロボール
<4>外角低めスライダー134キロ空振り三振
<代打松本友>
<1>内角低めカットボール136キロボール
<2>高め直球162キロ空振り
<3>外角高め直球159キロファウル
<4>低めスプリット149キロ空振り三振