試合前に鈴木直道北海道知事が登場し、日本ハムと日本ハムスポーツ&エンターテイメント(FSE)並びに、シーズンシート契約者で購入代金を寄付に充てた契約者の方へ、感謝の思いを伝えた。

鈴木知事は「新型コロナウイルスと日夜、最前線で戦ってくださっております医療従事者の方々にご寄付をいただいたこと。このことを心から感謝いたします。本当にありがとうございます。今シーズン、開幕の延期、観客数も制限を受けるなど、ファイターズ、そしてファンのみなさんにとって大変な1年でした。大変厳しい、厳しい状況にある中で、シーズンシートの返金分を寄付しようと取り組んでくださったみなさんに心から感謝をしております」とあいさつした。

球団は新型コロナウイルスの影響で観戦スタイルが変更となったことから、シーズンシート契約者に対し、購入代金の全額返金、または来季シーズンシートへの振替などを提案。シーズンシートの契約者で購入代金を球団への寄付に充てることを希望したシート総数が84席(法人28件、個人9件)、2334万9540円になったと19日に発表していた。この金額は北海道庁、北海道高野連などへの寄付金としたほか、FSEが行う少年野球大会の運営費など、スポーツ振興活動に役立てていた。

鈴木知事は最後に「みなさんから頂いたこの寄付を、みなさんの思いとともに、しっかりと届けたいと思います。新型コロナウイルスとの戦いは、まだ続いております。感染拡大の防止と社会経済活動の両立をする、元気な北海道を取り戻していく。そのためにはファイターズのみなさんの素晴らしいプレー、そして何より勝利が、道民のみなさん勇気を与えてくれると思います。本日も勝利に向かって、頑張れ! ファイターズ!」とチームにエールを送った。