中日ダヤン・ビシエド内野手(31)が打点王争いの単独トップに立った。3点リードの7回、ヤクルト3番手今野の141キロの直球を完璧に捉えバックスクリーン直撃。豪快な17号ソロで1位で並んでいた巨人岡本を上回る82打点でトップに抜け出した。

ビシエドは満面の笑みでベンチに戻り、「今シーズンで一番いいスイングで打つことができた」と自画自賛。18年の首位打者、最多安打以来の打撃タイトルである打点王を視野に入れたことには「まだ試合はあるし、現時点のことだからね。残り試合もいいプレーができるように準備するだけだよ」と、続けた。

与田剛監督も「追加点が欲しいところだったからね」と、主砲のダメ押し弾を称賛した。チームは7カード連続勝ち越しで今季最多タイの貯金8。6回以降リード時の連勝も37に伸びた。「いい数字は1つでも増えればいいね」と、指揮官もご機嫌で帰りのバスに乗った。

▽中日柳(7回途中4安打無失点で5勝目) 球種全てをストライクゾーンにしっかり投げる自分の投球ができた。