ソフトバンク育成8位の東農大北海道・中村亮太投手(22)が2日、網走市の同大で指名あいさつを受けた。ソフトバンクのユニホームに袖を通し「指名から数日たって、やっとプロになれたと思えるようになった。早く支配下になれるよう頑張っていきたい」と意気込んだ。

昨年の全日本大学選手権で3試合に登板し、4強入りに貢献した185センチの長身右腕。最速151キロの直球が武器で、ソフトバンクの作山和英スカウト(51)は「一番の魅力はスピードと切れ。球団の施設でしっかり体を鍛え大きくなれば、スピードも精度も上がる」と期待した。

大学の先輩で、同じく育成からチャンスをつかんだソフトバンク周東は、10月30日西武戦で13試合連続盗塁とプロ野球記録を更新。ポジションは違うが「自分も大記録を達成した先輩のようになりたい」と刺激を受けていた。