ドラフト3位から3冠王を目指す! 西武からドラフト3位指名を受けた東海大相模・山村崇嘉内野手(18)が2日、相模原市内の同校で、潮崎哲也編成グループディレクター、前田俊郎編成グループ育成アマチュア担当チーフ、竹下潤担当スカウトから指名あいさつを受けた。山村は「期待していただいているので、期待に応えられるように頑張りたいという気持ちが増しました」と意気込んだ。

西武の3位からは秋山(現レッズ)浅村(現楽天)、源田、外崎ら主力が多く生まれた。高校通算49本塁打のスラッガーは「西武の主軸として日本を代表する選手になりたい。将来的には3冠王を取りたい」と縁起の良い順位からの飛躍を誓った。目標達成のため、今でも毎日バットを200本振り、走り込みで体力強化に励んでいる。86キロの体重も入団までに2キロ増やす計画。プロ仕様の体で新たなステージに立つ。

西武スカウト陣をうならせたのは、7月の練習だった。ノックでの動きや、打撃練習でのバットのヘッドの使い方が、アピールとなった。潮崎編成グループディレクターは「試合の成績は関係なかった。練習でのすごさ。野球センスが他の選手よりも抜けている。プロで通用すると確信しています」と大絶賛する逸材。プロの世界で成長を続けて強打の山賊打線の新たなスターになる。【湯本勝大】