阪神ジャスティン・ボーア内野手(32)、オネルキ・ガルシア投手(31)がチームの1軍日程終了を待たずに帰国することが4日、確実になった。2人はこの日も鳴尾浜で2軍練習に参加していた。球界関係者によれば、条件が整えば今週末にも帰国するもよう。1軍最終戦となる11日DeNA戦(甲子園)を待つことなく、今季を終えることになりそうだ。

来日1年目のボーアは1軍99試合出場で打率2割4分3厘、17本塁打、45打点。一塁ポジションがかぶるマルテが左ふくらはぎの張りから1軍復帰した事情もあり、10月22日に出場選手登録を抹消されていた。2軍降格後も「自分ができることをやっていきたい」と懸命に実戦出場、練習を継続。だが、1軍復帰が可能となって以降も再昇格の声はかからず、最後のアピール機会は訪れなかった。高額年俸がネックとなって来季残留が厳しくなっており、このまま退団となる可能性も十分ある。

ガルシアは中日から移籍2年目となった今季は14試合先発で2勝6敗、防御率4・42。不安定な投球が続き、今季限りで退団する可能性が高くなっている。