西武が13日、戦力外通告を行い、野田昇吾投手(27)、国場翼投手(26)、永江恭平内野手(27)、森越祐人内野手(32)、水口大地内野手(31)と来季契約を更新しないことを発表した。

野田は西濃運輸から15年ドラフト3位で入団。貴重な中継ぎ左腕として16年は22試合、17年は38試合と登板数を伸ばし、3年目の18年には58試合に登板。1勝1敗1セーブ19ホールドの成績を残していた。ただ、今季の1軍登板は自己最少となる3試合に終わっていた。

取材に応じた渡辺久信GM(55)は「それぞれが頑張ってくれたんだけど、来季構想を考えたときに戦力外に外れたというところ。なかなか1軍で結果が出ず、この先のプラスアルファの部分で将来的に描けず、戦力外というところ。今年の戦力外は終わり」と区切りを示した。今後について、野田は合同トライアウトを受ける意向を示しているという。

野田は「一番印象に残っているのは(自身)3年目のシーズンの交流戦の阪神戦で糸井さんに満塁ホームランを打たれ、多和田の勝ちを消してしまったことです。あれがなければ、あのシーズン、70試合ぐらい登板できたのではないかと思います。2018年は優勝した中で58試合投げましたが、あの時は本当に“投げさせていただいた”という感覚です。これからはトライアウトを受けるつもりです。ライオンズファンの皆さんには本当に感謝しています。5年間という短い期間ではありましたが、いい時も悪い時も応援していただきました。多くの方が自分の名前が書かれたタオルを掲げて応援していただきました。本当にありがとうございます。またどこかで野球を続けたいです。その時、またファンの皆さんにお会い出来たらうれしいです」とコメントした。