ヤクルトは16日、スコット・マクガフ投手(31)、アルバート・スアレス投手(31)と来季の契約を結んだことを発表した。また、アルシデス・エスコバー内野手(33)の退団も決定した。

マクガフとは2年契約の年俸100万ドル+出来高。スアレスは1年契約で、50万ドル+出来高で契約した。

マクガフは、勝利の方程式の一角として、今季50試合に登板し4勝1敗23ホールドをマーク。奥村国際グループ担当部長は「少し波はあったけど、計算のできる投手でもあり、過去うちで2年間故障がないというのはやはり大きかったということですね。年齢的にもまだまだいける。複数年を結んだ」と説明した。

スアレスは今季、12試合に先発し4勝4敗。防御率2・67だった。同部長は「4連勝、4連敗というのはあったが、4連敗も内容的には先発として十分だった。なかなか、彼くらいの力強い球を放れるのを簡単に探せる市場では今はないので。また彼にはもう少しいろいろ体をケアしてもらいながら、もう少し期待したい」と話した。

エスコバーは、今季104試合に出場し、1本塁打、30打点の打率2割7分3厘。遊撃手として期待されていたが、終盤は三塁手での出番が多かった。打撃面でも課題があり、同部長は「ショートで特に守備重視で獲得したが、その点については競争意識も芽生えて日本人内野手も昨年よりは刺激を受けて、すごく頑張ったと思う。ただ2年連続最下位というのもあり、どうしても外国人の守備だけに頼ると、先を考えたときに、パワーというところにもう1度考え方を戻してということで、新しい選手を探すという結論を出した」と説明した。(金額は推定)