ロッテ井口資仁監督が安田尚憲内野手に「3割20発」指令を出した。

ZOZOマリンでの秋季練習2日目。今季4番で起用し続けた若武者へ「来年どう成長するか。自分でとったポジションではないので、しっかり勝ち取ってほしい」とハッパを掛けた。

今季主に4番三塁に座ったが、いずれもシーズン序盤はレアードが務めていた。腰の張りで8月から戦線離脱した助っ人は来季も契約を残している。「競争の立場になる。20本くらい最低ね、打ってもらわないと。率も3割くらい打てる打者だと思うんで。ファーストの可能性もありますし」。4番も三塁も、来季の椅子はつかみ取るしかない。

ソフトバンクとのCSでは初戦で先制2ラン、第2戦で2点二塁打含む3安打と“覚醒”した。20発は今季(6本塁打)の3倍以上のノルマ。「CSで結果を出して、いい形でシーズンを終えた。引き続き、やってくれたら」。指揮官の期待を背負った安田は3時間の全体練習の後、鳥越ヘッドコーチとつきっきりで1時間の特守に励んでいた。