19年ドラフト2位の阪神井上広大外野手(19)が中日大野雄にリベンジを誓った。今季は10月14日中日戦で1軍初昇格即スタメンを飾り、竜のエースと3打席対戦。2三振を喫するなど力の差を見せつけられた。「この経験を生かして次は打てるように。やり返せるようにという強い気持ちを持っていきたい」と、今季の沢村賞左腕との再戦を熱望した。

25日はプロ初の契約交渉に臨み、現状維持の年俸720万円でサインした。ウエスタン・リーグでは出場69試合すべてに4番で出場し、打率2割2分6厘、9本塁打、36打点。1軍では10月16日ヤクルト戦でプロ初安打初打点を記録した。北川打撃コーチは「うまいこといけば、来春にいい形で1軍に推薦したい」と1軍キャンプ招集の可能性を示唆したばかり。井上も「1軍キャンプに行って、なんとか食らいついて開幕1軍を取りたい」と意気込んだ。(金額は推定)