ソフトバンク甲斐拓也捕手(28)が巨人先発畠にKO弾を見舞った。1点リードの2回2死一塁。速球をフルスイングして、左翼ポール際に2号2ランを突き刺した。「何とかしようという気持ちだけで打ちました。追加点を取れて良かったし、最後まで集中していきます」。

この一撃で敵将の原監督もたまらず2番手大江に継投。リードを3点に広げる、値千金の本塁打になった。22日の第2戦以来のアーチ。日本シリーズでの球団捕手の複数本塁打は03年ダイエー城島(4本塁打)以来。シーズン11発のパンチ力が光った。