8年ぶりの日本一を目指した巨人の挑戦は、2年連続の4連敗で幕を閉じた。1安打完封負けを喫した前夜から、今シリーズ初スタメンを4人起用するなど大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ。

1番に起用された若林晃弘内野手(27)は2安打するなど見せ場は作った。1回には、若林を二塁に置き、2番起用の坂本勇人内野手(31)が左翼フェンス直撃の適時二塁打。今シリーズ初の先制点を奪った。だが、先発畠が2回途中までに柳田、甲斐に2本の2ランを浴びるなど踏ん張り切れず、すぐさま逆転を許した。

3回2死一、二塁から3番手でマウンドに上がった高卒2年目の戸郷が、2回1/3無安打4奪三振無失点と試合を立て直すなど、中継ぎ4投手が無失点と踏ん張ったが、時既に遅し。打線は3回から継投に入ったソフトバンク投手陣の前に得点を奪えず。9回は4番岡本からの好打順だったが、無得点に終わった。