中日高橋周平内野手(26)が26日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、2000万円増の年俸8000万円で更改した。プロ9年目で初めてシーズンの通算打率が3割を突破。「目標の打率3割を達成したし。自分の中では目標としてきたことが達成できたので、もう少し上がるかなと思った」。希望額とは500万円の隔たりがあったものの、納得してサインをした。

交渉は予定の1時間を約20分オーバー。「言わなきゃいけないこともある。8年ぶりのAクラスに入ったので、ずっとBクラスだから(年俸を上げられない)と言われてやってきた。活躍したときに上げてもらわないとという話をした」。キャプテンに就任して2年。ナインの声を代弁して球団に届けることに時間を費やした。

来季は区切りのプロ10年目を迎える。「優勝したら上げてくれると言われたので優勝したい。もう少し本塁打を打てるように来年はやりたい。最低でも2ケタ打ちたい」。18年の11本塁打以来となる2ケタアーチを目標に掲げた。得点力不足に悩むチームを主将がバットでけん引する。【伊東大介】(金額は推定)