ソフトバンクは26日、加治屋蓮投手(29)、松田遼馬投手(26)、西田哲朗内野手(29)と来季契約を結ばないと発表した。

加治屋はJR九州から13年ドラフト1位で入団。18年にセットアッパーとして72試合に登板して35ホールドポイントを挙げたが、ここ2年は故障もあり今季6試合にとどまった。右腕は「状態が悪かった中でも発見できた部分がある。良くも悪くも、今年が7年間の中で一番勉強できた年になった」と振り返った。今後については「まだ体的にはやれる部分がある。家族と話し合って」とし、12球団合同トライアウトの参加も視野に入れる。

松田遼は18年途中に阪神からトレードで加入。昨年は自己最多51試合に登板したが、今季登板なし。西田は楽天から17年オフに移籍し、18年に72試合に出場しただけではなく、ムードメーカーとしても貢献した。今季は主に代走で36試合に出場した。3人とも現役続行か引退か決断していない。

 

▽ソフトバンク西田「ふがいない1年だった。1つの区切りかなとは思うんですけど、1人で野球をやってきたわけではないので。周りの方とも相談したい。続けるのか、新たな道に行くのか。いずれにしても、経験を生かして進んでいきたい」

▽ソフトバンク松田遼「現役を続けたい気持ちはありますが、相手があることなので。時間はないですが、考えたい。ファームでもすごく層が厚くて、その中でどうしたらいいかもがきながらやっていたことはプラスになる。強いチームで野球ができたことはプラスになったと思う」