ロッテのドラフト2位、明石商・中森俊介投手(18)が26日、神戸市内で契約交渉を行い、契約金6000万円、年俸720万円で合意した。「プロ野球選手になれた実感が湧いて、身が引き締まる思いです」と背筋を伸ばして話した。(金額は推定)

すでに“仮契約”済みだった。交渉相手は球団ではなく母美幸さん(42)。「たまに帰省すると、前にはなかった穴があったり。家族も心配なので早く変えてあげたい」。兵庫・丹波篠山市の山里にある実家は、もう築42年。契約金で新たな住まいをプレゼントする-。恩返しの新築プランを両親に約束していた。

これまで縁のなかった千葉で社会人になる。「僕自身は心配事はあまりない。母がとても心配そうに思っているので、早く1軍で活躍する姿を見せて、安心してもらえるように」。目標は「1年目から15勝できるように」と一貫する。自分の分は、ロッテで活躍して稼ぐ。【金子真仁】