阪神桑原謙太朗投手(35)と俊介外野手(33)が27日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、ともに減額制限の25%を大幅に超えるダウン幅でサインした。

桑原は約47%ダウンの年俸2400万円、俊介は50%ダウンの年俸1600万円で判を押した。

桑原は今季は12試合登板で防御率3・48。昨年4月下旬から右肘のコンディション不良で2軍調整を続け、実戦復帰が今年6月までずれ込んだ。それでも10月には1軍で1年半ぶりのホールドも記録。17年は67試合登板、18年は62試合登板とフル稼働していただけに「もう1回、主戦力となれるように頑張っていきたい」と再起を誓った。

能見の退団、藤川の現役引退により、来季はリリーフ陣で最年長となる見込み。「その辺は岩崎、岩貞が引っ張っていってくれると思う。そこに食い込めるように。年上、年下関係なくみんなでというのが一番」。オフは鳴尾浜、甲子園を軸に自主トレを続ける。

一方の俊介は昨季6試合出場で無安打。今季も9試合出場で8打数1安打にとどまった。「2年連続で悔しい思いをしている。もう、とにかく来年はやるしかない。そこ(評価)を見返すというか…はい上がる気持ちで頑張っていきたい」と気合十分だ。

レジェンド藤川球児の現役引退で来季は登録名を藤川に変更することも可能だが、「今のところは変える予定はないです」ときっぱり。「今もずっと休みなく、こっち(1軍本隊)に合わせてやっている。いつでも行けるような状態を保ちながら、打撃面とかでもレベルアップしないといけない部分がいっぱいある。1から見つめ直してやっていきたい」と力を込めた。(金額は推定)