オリックスは2日、大阪・舞洲の球団施設で契約交渉を行った。9月に支配下選手登録された大下誠一郎外野手(23)は、420万円アップの年俸840万円でサインした。

育成6位からはい上がった。球団からは「育成で入ってきて支配下になって本当によく頑張った」とねぎらわれ、大下も「素直に自分の評価をしてもらってうれしかった」と喜んだ。9月14日に支配下登録されると、翌日15日の試合で育成出身者として史上初となるプロ初打席初本塁打。派手にデビューを飾った。

初の契約更改でいきなり大幅アップ。今季の躍進ぶりを受け、“スポンサー”もついた。10月には、大下宛てに強い抗菌作用があり喉に良いとされる蜂蜜・マヌカハニーを販売する会社から、現物1瓶が届いた。ベンチ内で声をからしながら盛り上げ役に徹する姿を見たファンが、SNSを通じて「大下選手に贈って欲しい」と会社にリクエスト。「結構、効きます」と就寝前に摂取するなど愛用中という。「来年は絶対にレギュラーをとります。チームとしては必ず日本一になります」と宣言。有言実行で来季も出世を続ける。

(金額は推定)