ロッテ山口航輝内野手(20)が4日、来季の契約交渉を行い、現状維持の年俸560万円でサインした。

秋田・明桜高から入団して2年目の今季は、イースタン・リーグの全70試合に出場。8月下旬以降は4番に定着し、打率2割5分8厘、7本塁打をマークするなど将来の中軸候補として順調な歩みを見せた。

それでも感情は揺れる。「1軍に上がれなくて悔しい思いをしました」。同期入団で、同じ外野手の藤原がシーズン終盤にブレーク。「自分自身、本当に悔しかったし、それでもやっぱり(藤原)恭大はすごいなと思って見てて。一緒の舞台で野球できたらいいなと思いました」とあらためて心に刻んだ。

目標は広島の鈴木誠也。球団からも「30本打てる選手になれるように」と期待は大きい。「来年は絶対に1軍に上がることを目標に。上がったときは自分の野球ができるように」と意気込んでいた。(金額は推定)