西武、巨人、オリックスでプレーした清原和博氏(53)が5日、野球界を語った。一般財団法人グリーンシードベースボールファンデーションの代表理事として、中日OBの立浪和義氏らと西東京市で小学6年生を対象とした野球教室を開催。日本シリーズ、注目の強打者、12球団合同トライアウトを受験する新庄剛志氏や西武松坂大輔投手、11月に死去した取手二、常総学院の監督だった木内幸男さんの思い出など、幅広く語った。

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清原氏は現役時代が重なった2人にエールを送った。新庄氏は、7日に12球団合同トライアウトを受験する予定。48歳にして、日本ハムに在籍した06年以来15年ぶりの現役復帰を目指している。

「新庄君は華があるし、見た目と違って野球に対する姿勢は素晴らしい。ぜひ頑張ってほしい。願いとしては、受かってほしい。低迷する野球界にスパイスとして入ると盛り上がる」

西武松坂は、40歳で迎える来季も現役を続行する。度重なる故障に苦しむ姿に自らの現役時代を重ねた。

「本人が一番もどかしさを感じていると思う。同世代の(阪神)藤川投手が引退して焦りもあるだろうし。自分もけがを経験した。ぜひ来年は松坂が帰ってきたなという姿を見せてほしい」

西武の後輩に温かい目線を向けた。【斎藤直樹】