ヤクルトがFA交渉解禁となる6日に、DeNA井納翔一投手と交渉の席を設ける。かねて球団幹部は「来てほしいという誠意は見せないと」と話しており、即日アタックで熱意を示す。都内で小川GMと伊東編成部長の2人が出席する見込み。

今季防御率が12球団ワーストの4・61と、投手陣の整備がチーム再建への最重要課題。4日にはチームトップの10勝を挙げたエース小川が、熟考の末にFA権行使を決断した。宣言残留を認めて慰留に努めるが、移籍すれば痛手となる。

開幕からローテを守り、今季17試合に先発した通算50勝の井納を、球団幹部は「とにかくタフな投手というイメージ」と高く評価する。金銭や人的補償が発生しないCランクなのも魅力で、2年総額2億円規模の条件を用意。最大限の誠意を伝える。