阪神中田賢一投手(38)が9日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉を行い、減額制限の25%を超える50%ダウンの1750万円でサインした。

昨年オフにソフトバンクから移籍。阪神1年目の今季は、1軍3試合の登板にとどまり0勝2敗だった。「今年、仕事ができていないので、何とか、こうやって残していただいたので、1つでも2つでもチームの勝利に恩返しをしたいなと思っています」と来季への決意を語った。

8日に阪神の獲得が発表された加治屋蓮投手(29)はソフトバンク時代にチームメート。加治屋とともに、元中日の鈴木翔太投手(25)も加入する。「加治屋君もそうですけど、鈴木君はドラゴンズで入れ替わりなんですけど、少しでもやりやすい環境になるように、僕も2年目で1年間見てきて分かったこともあるので、過ごしやすいように心がけたい」とサポート役を名乗り出た。

来季へ向けて、ポジションにはこだわらない構え。「特に先発、中継ぎ自分の中ではこだわらず、行けと言われたところで、喜んでいきますというスタイルでやっていきたい」。来季投手陣最年長として、ベテランの味を出す。(金額は推定)