阪神江越大賀外野手(27)が11日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、100万円ダウンの年俸1300万円でサインした。今季は主に代走で45試合に出場するも、13打席で安打はなく「やっぱり打たないと試合に出られない。自分が最初から最後まで試合に出ないと面白くない。一番悔しいシーズンでした」と言葉をしぼった。

9月下旬にはチーム内のコロナ禍で、球団独自の濃厚接触者扱いとなり離脱。実戦復帰後の2軍戦では、バットを寝かせたり、短く持つなどフォームの試行錯誤を繰り返した。さらに、今秋のみやざきフェニックス・リーグでは北川1軍打撃コーチとノーステップ打法を取り入れた。「目線がブレて自分がとらえたと思ってもファウルになるところがあった。それをどうやったらなくせるか、という思いでノーステップを取り入れているところ」。今オフの自主トレは甲子園で行い、来季に向けて「打ちます!」と力を込めた。(金額は推定)