西武山川穂高内野手が「武」の領域に切り込む。

13日、埼玉・所沢の球団事務所で契約交渉を行い、4000万円ダウンの1億7000万円でサイン。今季は右足首のケガにも見舞われ、シーズン最終盤は2軍調整で終えた。成績は打率2割5厘、24本塁打で3年連続本塁打王のタイトルを逃した。「ひと言でいうのは難しいけど、『きつかった』ですね」と振り返った。

オフは右足首の治療をしながら、合気道に挑戦する。「フォームうんぬんじゃなく、心の持ち方。『気』ですね。今、合気道の本を読んでいます。今度道場にもいきます」。縁があって出会った“師範”に、弟子入りするという。「王さんも刀で素振りをしていといいますし、落合さんも暗闇で素振りをしていたと言っていました。昔こそ、最新なのかなと。僕も武の領域にいけるようにしたい」。かつての大打者をヒントに、新たな領域に踏み入れようとしている。