広島床田寛樹投手がタフボディを目指す。広島市内のトレーニングジムを拠点に、九里亜蓮投手と合同トレを行っている。

昨オフは12月に調整強度を上げられなかったことが影響し、シーズン序盤まで調子が上がらなかった。8月には2軍降格も味わい、15試合で5勝8敗、防御率4・93。1年間ローテーションを守った昨年も終盤に練習量を落とすなどスタミナ切れとなった。肉体強化は大きな課題だった。

今オフはプロ7年で負傷離脱したことのない九里に弟子入り。調整強度を上げ、肉体改造を行っている。「昨年の12月は普通にメニューをこなすだけだった。1人でやるよりも追い込める。今年は強度を上げて、投げられる準備をしたい。今年出遅れたので体を強くして入りたい」。同じ失敗は繰り返さない。「来年(高橋)昂也とドラフト2位の森浦もいるけど、彼らより上にいないといけない。ジョンソンの代わりになれればと思っている」。通算57勝の左腕ジョンソンが退団し、来季は先発左腕の柱を期待される。【前原淳】