阪神梅野隆太郎捕手(29)が22日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万円増の1億1000万円でサインした。阪神は梅野で全57選手との契約更改を完了した。

阪神の来季の日本人支配下選手61人(ドラフト入団8選手、移籍2選手含む)の推定年俸総額は16億8430万円。1人平均2761万円で、日本プロ野球選手会が今年6月に発表した3863万円から1102万円も急落した。ベテラン選手が大量に退団したため、日本人選手の年俸総額は大幅に減少。藤川2億円、福留1億3000万円、能見9500万円など、高額選手の年俸が削減された。さらに糸井が2億1500万円の減俸も大きかった。またコロナ禍の影響で主催試合も減少し、球団の入場料や放送権料がダウンしたことも響いた。一方で大山が5300万円増の1億円、近本が3000万円増の7500万円と、若手主軸はアップを勝ち取った。