プロの壁をぶち破れ! 阪神矢野燿大監督(52)が9日、春季キャンプ(沖縄・宜野座)での新人1軍サバイバルを宣言した。兵庫・西宮市内のホテルで合同スタッフ会議を開き、キャンプ日程などを確認。新人からドラフト1位の佐藤輝明内野手(21=近大)、同2位の伊藤将司投手(24=JR東日本)ら大量7人を1軍メンバーに抜擢(てき)する方針を示した。

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◆阪神矢野監督語録

-新人選手の練習初日を見た感想

矢野監督 早くユニホームを着てプレーする姿をより見たいなという気持ちになりました。

-選手たちに伝えたメッセージ

矢野監督 僕も30年くらい前になりますけど、同じようにルーキーのことも経験している。思い起こせば期待と不安両方あって、ワクワクドキドキ、でもどうなんのやろうという不安の中でやっていると思う。

-壁に早くぶつかれと

矢野監督 みんな壁にぶつかるわけだから。その準備、心の準備としてそれが悪いことじゃないんだよって言うことをちゃんと伝えておきたい。だってみんな俺らも壁にぶつかってさ、悩んだり苦しんだりすることが絶対にある。それを早めにちょっと、予防接種じゃないけど。

-佐藤輝は監督の言葉を受けて「デカい壁が来ても乗り越えたい」と

矢野監督 やっぱり佐藤がそうやって、言ってくれてるのは頼もしい。そういうものはどんどん乗り越えていって、スケールの大きい選手になっていってくれるっていうね、思いがある。

-キャンプは制約もあるかもしれないが、入れ替えは

矢野監督 臨機応変に。もちろん新型コロナウイルスのことがあるんでね、簡単にできない状況になるかもしれない。その時の状況でチームにとって一番いいというものを。2軍のやつにも、呼ぶチャンスも十分にある。逆に2軍に行くことで実戦を多く、打席に立てたり投げられるっていうことでそっちに送る選手もいると思う。