怪物助っ人の“ジュニア”が日本で父の背中を追う。独立リーグのBC・茨城が、ラモン・カブレラ捕手(31)と契約に合意したことが10日、分かった。近く正式発表される。

父は西武、オリックス、ソフトバンクでプレーし、NPB通算357本塁打のアレックス・カブレラ氏(49)。シーズン55本塁打や180メートル弾の伝説を残した父と同じ舞台に立つため、ルートインBCリーグでアピールする。

ラモンはベネズエラ出身で捕手としては珍しい右投げ両打ち。173センチ、89キロと父ほど体格に恵まれていないが、15年にレッズで大リーグデビュー。2年間で4本塁打を放った。18年から3年間、米独立リーグに所属し、現在はベネズエラのウインターリーグでプレーしている。

BC・茨城は昨季7勝49敗4分。リーグワーストの勝率1割2分5厘に沈んだ。巻き返しにシーズン終了後、元パドレスでメキシコ代表右腕、セサル・バルガス投手(29)と、元オリオールズのダリエル・アルバレス外野手(32)を獲得。ラモンで3人目の大リーグ経験者の獲得となった。